38億才の生命

38億才の生命と命のリレー

誰でも20世代、さかのぼれば200万人を超える祖先がいる。誰一人欠けても、今の私という存在は生まれない。原始生命から始まり、38億年(40億年とも言われているが)引き継がれた命のリレーがここにある。受精の時、3億近いの精子の中から卵子にたどり着けるのは、たった一つの精子である。3億分の一の奇跡。違う精子であれば違う私に生まれていた。親も、祖先も、私たちも天文学的な確率の中で生まれている。そして、何億年と生き残り、命のリレーを繋いで来た。今、生きているというだけで奇跡的なことであるし、その何億年という歴史の中で私たちは、生き残るための潜在的能力を数多く身につけていると言ってもいい。遺伝子にそれが組み込まれているし、食事を含む日々の生活習慣の中にもその知恵が組み込まれている。この命のリレーを繋いでいくことが、私たち生物としての重要な使命の一つである。
子供を二人づつ産んだとして、20世代、それを続ければ子孫の数は200万人を超える。
長い歴史の中で見ると、私たちはほとんどの人と祖先が交わるはずだし、未来の子孫も交わっているはずだ。遺伝子的に何らかの交わりがあり、遺伝子レベルで感じるところ、共感するところが多分にあるはずだ。
この奇跡的とも言える命のリレー、38億年繋いできた私たちの潜在能力の高さにもっと敬意を払うべきだし、この奇跡的な営みや見えざる力(流れ)が、『神』とも言える、私たちの理解を超越したものなんだと思う。
私たちは、自分たちがもっている遺伝子の力、潜在能力の力をもっと信用し、活用すべきである。

edit by 圓尾 伸三