心を高める

私たちは誰もが幸せになりたいと思うし、人生を有意義に過ごしたいと願う。みんなそのために、試行錯誤をし、日々努力をしている。誰も不幸になりたいと思わないし、人生を無駄に過ごしたいと思っていない。しかし、その目的に達するための考え方や手法が人によって様々である。ある人はお金持ちになることで、幸せになれると思って頑張っている人もいるし、結婚することで幸せになれると思っている人もいる。いい仕事をすることや、地位や名声を得ることで幸せになれると頑張っている人もいる。宗教に頼る人もいる。手段や考え方は違えど、すべての人が目指すところは、『幸せになる、幸せでいる』ことである。

しかし、現代や過去の多くの人たちが経験しているように、お金持ちになっても幸せになれるとも限らないし、結婚したからといって幸せが約束されるわけでもない。地位や名声を得たから幸せになれるわけでもなく、宗教に頼るから幸せになれるわけでもない。経験者の声を聞けば、一目瞭然のことであるが、実際に自分で体験しないことには、誰もそうとは信じがたいものである。
過去の偉人や悟りを開いた人たちが、みんな口を揃えて言うことは、『幸せとは、心の持ちかた次第』ということだ。
どのような状況でも幸せに感じられるようにするには、心をいかにして持つのか?そのような心の状況に達するには、数多くの人生経験も必要だし、そのようなマインド、心の持ち方を学んでいく必要がある。
ありがたいことに、すでに、先人たちが多くの著作を残しているので、私たちはそこから多くを学べる。本当に素晴らしい時代だと思う。
どのような状態でも、心の平静を保ち、幸せを感じられる。そのような心を持ち方ができるようになるには、『心を高めていく』必要がある。
言葉を変えれば、徳を高めるとも言える。日本人は、世界的に見ても、世界で一番、徳の高い民族である。私たちがその気になれば、心をたけめていくことができる最高の環境が、ここ、日本にあると言ってもいい。環境が私たちに与える影響は、計り知れなく大きい。
心を高めること、それは徳を高めることであり、魂のレベルを上げるということでもある。心を高めることで、自由に生きることができ、また美しく生きることができる。

いかにして、心を高めていくことができるか。そのマインド、『意志』を心の片隅に置き、日々を過ごすことで、少しづつ、心を高めることができるのだと思う。

edit by 円尾 伸三